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よくあるご質問

目次

中山についてのうんちくお香についてお仏壇についてお位牌についてお数珠について 知りたいけど誰に聞けばいいのか分からないような質問についてお答えしています。

お数珠について

数珠(珠数)は念珠ともいい、仏様に合掌礼拝する時、数珠を必ず手にかけます。
数珠は、仏教徒であることを象徴しているものといえます。
数珠のはじまりは、インドで、中国、朝鮮、チベット、日本の北方仏教に普及しました。数珠の基本の数は百八。
これを基本として、持ちやすくする為半分の54ヶ玉、四半分の27ヶ玉、108にちなんで18ヶ玉などの数の数珠が使われます。
人間には百八の煩悩があるといわれています。玉一個ずつが百八の煩悩を司る仏様であるので、人間のあらゆる煩悩を数珠が引き受けてくれます。
ですから、古来より、身を護るための厄除けのお守りとしての役割があります。又、念仏や仏名を唱える回数を数える計算機の役目も持ち合わせています。
仏教徒であるならば、いつも数珠を携帯し、仏様への謝念を表し、信仰のあかしとしましょう。

数珠の形

腕輪念珠(数珠)

数珠の手入れ

珠の素材

数珠の形

男性用数珠
女性用数珠

正式の数珠の形は宗派によって違いますが、一般に使われているものは、108個の主玉(おもだま)と、2個の親玉(おやだま)をつなぎ、
その親玉に弟子玉(でしだま)と露玉(つゆだま)と房をつけます。
 主玉の間に、やや小さい玉を4個入れますが、これを四天玉と呼びます。この玉は、略式の数珠では2個なので、二天玉と呼びます。
真言宗で用いる数珠は、その形から振分数珠とも呼ばれ、真言宗以外でも用いるので八宗用ともいわれます。
(仏教には、八つ宗派があり、そのどの宗派でも使えることから八宗用といいます。)
日蓮宗で用いる数珠は、真言宗が両方の親玉に二つずつの房があるのと違って、片方の親玉に三つの房があります。
浄土宗では、二つの輪違いのものに丸環がついている、輪違い数珠が多く用いられます。
天台宗で用いられているのは、多く平玉です。
略式の数珠は、珠の大きさによって、男性用数珠、女性用数珠、腕輪念珠(数珠)などの種類に分かれ、どの宗派の方でも使えます。
 

腕輪念珠(数珠)

腕輪念珠(数珠)

お釈迦さまの晩年、遠く各地に布教に出かける高弟たちに、愛用していた菩提樹の数珠を形見として分け与えたのが、珠の数の少ない略式の数珠の始まりだそうです。
ところが携帯に便利な略式の数珠でも、日々の生活のなかで、いつも手に持っているわけにはいきません。そこで考え出されたのが腕輪念珠です。
腕輪念珠は、魔除けのアクセサリーとして、あるいは所願成就のお守りとして、手首にするのがブームとなり、大流行しています。

数珠の手入れ

こんなときにご連絡ください!

数珠をつった後は、柔らかい布などで軽くふき取ってください。
木の珠、石の珠いずれも、水洗いや薬品を使うのは避けてください。
数珠をしまっておく時は、数珠袋や桐箱、紙箱に納めておきましょう。
たまに、木の実製のものに、お米の虫などがつくことがあります。防虫剤などを入れておくと安心です。
数珠の紐や房は、繊維の疲労、摩耗などで切れることがあります。
数珠の紐が切れても、縁起が悪いわけではありません。
むしろ、悪縁が切れたことの表れといわれます。
数珠は修理ができますので、珠を紛失しないようにして、中山堂にご相談ください。

珠の素材

珠の素材は、宗派による違いはありませんので、各自のお好みでお選びください。
素材には、次のようなものがあります。

■木の実[菩提樹]■ お釈迦さまが、その下で悟りを開かれたという菩提樹。その実でつくられた数珠は尊ばれ、
経典にも「無量の福、最勝の益」を得ると説かれています。
星月菩提樹、金剛菩提樹、鳳眼菩提樹、龍眼菩提樹、天竺菩提樹などの種類があります。

■木■ 木の素材は、紫檀、黒檀、鉄刀木、梅、柘、竹、などなど、いろいろあります。
香木には伽羅、沈香、白檀などがあります。
また、羅漢や骸骨を彫った数珠や、お寺の改築のときに出た古材で加工された数珠を記念品として配ることもあります。

■石[宝石、貴石]■ 宝石には、ヒスイ(翡翠)、メノウ(瑪瑙)、サンゴ(珊瑚)、水晶、ルリ(瑠璃)〈ラピス〉
コハク(琥珀)、真珠などなど、いろいろあります。
ヒスイ(翡翠)は、神秘な緑の光を放ち、太古から霊力の宿る宝石といわれ、邪気を払う働きがあるとされています。

水晶にも魔除けの働きがあるそうです。

その他には、象牙や水牛角、シャコ貝等など他にもたくさんの種類があります。

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お葬式マナー

お葬式でのマナーは日頃から身に付く物ではありません。ですが、人に聞くのはちょっと・・・とお思いの方にお葬式に関するマナーをご紹介します。

服装について

通夜の服装

葬儀・告別式の服装

お香典について

お香典の表書き

金額の目安

お香典の出し方

お香典の供えかた

お悔やみの挨拶について

お悔やみの挨拶

お数珠について

お数珠のかけかた

お焼香の作法について

お焼香の作法

 

服装について

■通夜の服装
とり急ぎ通夜の弔問にかけつける時は、平服のままでかまいません。先方も用意が整っていない場合が多く、また礼装で訪れたのでは不幸を予期していたようで失礼ということもあります。とはいえ、なるべく地味な服装が望ましいですし、男性の場合はできればネクタイと靴下を黒に換えてもよいでしょう。実際の通夜の際には礼服の人がほとんどで、平服の人はあまり見かけないことが多いようです。

■葬儀・告別式の服装
葬儀・告別式に参列の時の、一般の会葬者の服装は通常礼服です。しかし、特に親しい間柄でない場合には黒めの平服でかまいません。男性はダークスーツと黒のネクタイ、黒の靴。女性は黒もしくは地味な色のスーツもしくはワンピース、それに黒の靴が望ましいでしょう。男女、和洋装を問わず、黒であっても光沢のあるものは避けましょう。

お香典について

■お香典の表書き
昔は各自がお香を持参して仏さまにたむけていました。今はお香を持参するかわりに、お香料をお香典という形で包むことになったのです。
葬儀の時の表書き、黒白の水引を使います。表書きは上段中央に、「御霊前」と書くことがもっとも多いようですが、浄土真宗の場合は「御仏前」と書きます。他に「御香典」「御香料」と書く場合もあります。

■金額の目安
お香典の金額は、故人にお世話になった度合によって違いますので、一概には言えませんが、一応の目安はあります。一般的には血のつながりが濃いほど高額になり、両親の場合には十万円、兄弟で五万円、その他の親戚の場合一万円位が多いようです、職場の上司や同僚、近所の人、友人の場合には五千円が目安です。

■お香典の出し方
お香典は遺族の方が後で整理しやすいように出すことが重要です。住所や氏名は見やすいように書きたいものです。また金額もはっきりと書くようにしましょう。
※お香典をむき出しで持っていく訳にはいかないので「ふくさ」に包んで行きます。
※「ふくさ」は開くとき、最初に開ける所が右から左がわに開くように包みます。

■お香典の供えかた
お香典をご霊前に供える時は、表書きが自分から読める方向にして供えます。
受付で係りの人に渡す場合には逆に、係りの人が読める方向にして渡します。

お悔やみの挨拶について

■お悔やみの挨拶
お悔やみの挨拶は、平凡でありきたりのもののほうがよいでしょう。余計なことを言うと、かえって差し障りができてしまうことも考えられるので、短くすませましょう。病状などをくどくど聞くのは失礼です。また、「なお・また・再び」のような忌み言葉と、「度々・重ね重ね」のような重ね言葉は避けるべきだと言われています。

お数珠について

■お数珠のかけかた
仏さまを礼拝する時に手にかけてお参りします。お数珠は持っているだけで功徳があるとされ、普通百八の珠からできています。これは、百八の煩悩を退散・消滅させる功徳があるからだと言われています。
葬儀の時は、左手に持ちます。親指と人差し指の付け根に掛けて合掌し、右手でお焼香をします。

お焼香の作法について

■お焼香の作法
1、遺族に一礼して焼香台のある仏前に進みます。ご本尊と遺影に一礼します。
2、右手で香をつまみます。
3、額のところまで持ち上げ一念します。(浄土真宗ではいたしません)
4、香炉に静かにくべます。これを宗派で決められた回数行うのですが、二回目からは額で一念する必要はありません。
(会葬者が多い場合、焼香は一回だけ行うことが、宗派問わず慣例化しているようです)
5、合掌礼拝します。最後に遺族に一礼し、退きます。

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お香について

お香の原材料として使用される天然香料の中には、香辛料あるいは漢方薬として私たちが日頃から親しんでいるものも多くあります。

香料には植物性のものと動物性のものがあり、これらは中国やインド・東南アジアを中心に産出されますが、天然のものだけに入手困難な原料も少なくありません。

ここでは、数百種類ある原料の中から代表的なものをご紹介します。   

薬研(やげん)

漢方薬や香料などを

細かく砕くための道具。 

 

香木(こうぼく)

原産国:東南アジア・インド 

沈香と白檀の2種類が代表的。沈香の中でも、伽羅は古来より最上の香りとして珍重されてきた。 

香木の代表的なもの 

伽羅 最高級の優雅な香り

沈香とほぼ同様の生成過程を経るが、香気や油質の違いにより沈香と区別され、古来ベトナムの限られたところから産出される。香道でじゃ沈香を六国(伽羅・羅国・真那賀・真南蛮・佐曽羅・寸門多羅)に分類するが、その中で最も品位の高いのが伽羅とされている。現在では採取が非常に困難になっているため、いっそう貴重な香木となっている。 

沈香 奥ゆかしい気品ある香り

ジンコウ属の樹木に、様々な外的要因によって木質部に樹脂が凝結し、樹木自体が枯れていく過程で熟成されてできる。「水に沈む香りのする木」ということから「沈水香木」(略して「沈香」)と呼ばれる。東南アジアの全域で産出され、薫香料のほか、薬用としても古来から知られている。 

白檀 清々しい香り

インド・インドネシア・マレーシア等で栽培されている。その中でもインドマイソール地方のものを「老山白檀」と称し、品質最佳である。薬用、薫香用、彫刻工芸品、扇などの細工物にも使われ、最もポピュラーな香木として親しまれている。 

 

桂皮(けいひ)

原産国:中国南部・ベトナム・スリランカ 

シナニッケイ、セイロンニッケイ(クスノキ科)の樹皮を乾燥したもの。薫香料やお菓子のフレーバーとして親しまれている。 

 

大茴香(だいういきょう)

原産国:中国南部(広西・広東・雲南・福建省) 

ダイウイキョウ(シキミ科)の果実を乾燥したもの。八角茴香ともいう。中華料理の香味付けには欠かせない香辛料である。 

 

丁字(ちょうじ)

原産国:モルッカ諸島・ザンジバル 

チョウジノキ(フトモモ科)の花蕾を乾燥したもの。香辛料として広く用いられるほか、薬用としても用いられる。インドネシア産のタバコ『ガラム』のフレーバーにも使われている。 

 

乳香(にゅうこう)

原産国:アフリカ東北部・アラビア海沿岸部・ソマリア 

ニュウコウジュ(カンラン科)の幹から侵出した樹脂。キリスト教の儀式における焚香料としても知られている。 

 

沈薬(もつやく)

原産国:アフリカ東北部・アラビア海沿岸部 

カンラン科の植物の皮部の傷口から流出して凝固した樹脂。重要な薫香料であり、古代エジプトではミイラの防腐剤としても用いられた。 

 

安息香(あんそくこう)

原産国:スマトラ 

アンソクコウノキ(エゴノキ科)の幹を傷付け侵出した樹脂。 

 

竜脳(りゅうのう)

原産国:スマトラ・ボルネオ・マラヤ 

リュウノウジュ(フタバガキ科)の心材の空隙に結晶として析出する。薫香料や防腐剤として用いられる。 

 

貝香(かいこう)

原産国:モザンビーク 

中国南海・紅海に産する巻貝の蓋で、日本産のバイ貝の一種。主に保香剤として用いる。アラブ、イスラム教の儀式で用いられてきた。 

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お位牌について

お牌とは、死者の戒名、法名を記した木牌のことです。

用途別に分類すれば、葬儀の時に使用される白木の野位牌、四十九日の忌明け後に仏壇に祀られる本位牌(塗位牌、唐木位牌)、寺院内や寺院位牌堂で用いられる寺院位牌などがあります。

 

仕様で分類すると白木位牌、漆を塗り金箔や金粉などで加飾した塗位牌、黒檀や紫檀などで作られた唐木位牌などがあります。

形式で分類すると、台座に札板が付いた板位牌、台座に板が数枚入った箱が付いている回出位牌(くりだしいはい)などがあります。

 

位牌は、中国儒教で先祖祭祀の時に使用される位版(いはん)、神主(しんしゅ)などに起源があるとされます。

この儒教儀礼の影響を受けた禅宗が鎌倉時代日本に伝わり、それと共に位牌が日本でも使われるようになったといわれます。

また仏教で用いられるトーバの形と合わさって、今日の位牌の形になったとされています。

 

お位牌の書き方(本位牌)

本位牌は四十九日までに準備 

お位牌の種類

法要と位牌

戒名とは

なぜ戒名を付けるのか 

院号とは

 

お位牌の書き方(本位牌) 

このように作らなければならないといった決まりはありませんが、一般には表面に戒名、裏面に俗名、没年月日、享年を記入します。 亡くなった日がすぐ分かるいうことで、表面に没年月日を記入することもよくあります。 白木のお位牌のスタイルを尊重して作らせてもらっていますが、こだわる必要はありません。 

戒名の頭に"新帰元"とか"新円寂"とか"遷化"とかの文字が付いていることがあります。 文字通り "仏の世界に旅立たれた" といった意味で戒名を構成する文字でありませんから、位牌を作るときにはカットされます。

名前の下に"事"という字が付いていることがあります。 と書かれていたり と書かれていることもあります。 どの文字であっても "こと" と読みます。 そのまま使用されますが、省略しても構いません。

後々分かりやすいということで、続き柄を、例えば、○○ノ妻 とか ○○ノ父 とか書かれる方もいらっしゃいます。 無理に書く必要はありませんが、書くとすれば裏面の適当なスペースが利用されます。 

また、お位牌のサイズはお仏壇に入るものでご先祖様が一番大きく次に初代、次に2代目、3代目と順番に小さく成っていきます。(同じ大きさでもかまいません)

 

本位牌は四十九日までに準備 

本位牌は、四十九日までに作るのが一般的です。

四十九日とは七七日(しちしちにち)のことで、死後の霊の行き先が決まる日とされており、この日を境として白木位牌から本位牌に代えます。

仏教の死後観では、四十九日がひとつの境となります。死後七日ごとに生前の罪障審判があり、七回目、つまり四十九日目の審判で次に生まれ出るところが決まります。

この四十九日間を中有(ちゅうう)と呼びます。ちなみに三十五日目は閻魔大王のお裁きがあるために、初七日、四十九日と並んで三十五日(五七日)は重要な法要とされます。

 

有(う)という言葉は、存在するということです。

有情(うじょう)といえば人間のことであり、有縁(うえん)といえば、仏の教えを聞いて悟りを開くことのできる人のことです。

 人が生まれて死に、次に生まれるまでの間は「四有」といわれます。

まず受胎した瞬間が「生有(しょうう)」、生まれてから死ぬまでが「本有(ほんぬ)」、死の瞬間が「死有(しう)」、そして死んでから次の生を受けるまでが「中有(ちゅうう)」です。

中有は中陰とも呼ばれ、四十九日の間が中陰であり、七日ごとの審判が終了するので、満中陰とは四十九日のことをさします。 

 

お位牌の種類  

お位牌は、形状と機能により板位牌と繰出位牌(くりだしいはい)に分類することができます。  

 

■ 板位牌 ■ 板位牌には、塗り位牌、唐木位牌、白木位牌と3種類あります。塗り位牌には漆や金箔が施されています。 唐木位牌は素材が黒檀とか紫檀とかの銘木によるものです。 白木位牌は塗装のない白木地のままのお位牌で野辺位牌とも呼ばれます。

葬儀の時に準備されるのが白木位牌で、忌明けの49日法要まで家でおまつりします。 人は死して49日間は行き先が定まらない「転生」の期間だという考え方があります。 つまり白木位牌は49日間だけの仮のお位牌で、転生(成仏)したとされる49日法要をもって本位牌である塗り位牌か唐木位牌に作り直すのが習わしとなっています。 

■ 繰出位牌 ■ 常、屋根と扉が付いて中に6~10枚の薄木の板が収納されており、これに戒名・法名を墨書します。 古いお位牌がたくさんある場合、ひとつにまとまり便利です。 49日間の白木位牌を経て、板位牌で30年か50年おまつりし、その後繰出位牌に移行するのが標準的な手順ですが、地域や宗旨によっては、49日で繰出位牌に書き写す場合もあります。

 

法要と位牌  

位牌が庶民の間に広がったのは江戸時代からで、直接的には檀家制度が位牌普及の原動力となり、檀家制度により檀家は檀那寺(所属寺院)が決められ、先祖供養を行うことが社会の仕組みとして指導されていきました。

 

この時代、先祖の年忌には僧侶を呼ぶことが広まり、その際の供養具として位牌は欠かせないものとなったのです。

位牌祭祀が先祖供養の中心となった江戸時代中期には、庶民も高位戒名を望むようになり、位牌を中心とした年回忌法要と戒名の付与が、寺院経済を支える基盤となりました。

 

また、社会制度が安定した江戸時代には家産が生まれ、家督相続の象徴が位牌となりました。葬儀の際の「位牌持ち」は、現在に至るまで家督相続者が担うことが多いです。 

 

戒名とは 

戒名とは元来、仏教者として守るべき生活や心の規範を受けた者に対して授けられる名前です。現在では亡くなってから戒名が授けられるというのが一般的ですが、本来は生きている間に戒を受け、仏教者としての生活を送ることが理想であり、実際に大半の寺院では、生前に戒名を授けること(生前戒名)を行っています。  

 

なぜ戒名を付けるのか

本来ならば、生前に戒を受けて戒名を授かるのが理想ですが、大半の人は亡くなってから戒名を受けます。

仏教式の葬儀では当然のことながら仏教僧侶が式を取り仕切り、引導が死者に対して渡されます。

「引導を渡す」といえば「縁切り」の代名詞のように使われていますが、俗世間から浄土へと引き導くことが、引導の本来の意味で、僧侶は亡くなった人を葬儀を通じて仏の世界、すなわち彼岸へと送り出します。

仏の世界に往くのに俗名のままでは行けない、ということで死者に戒を授け、戒名を付けることで浄土へと送り出すわけです。  

 

院号とは

院号は元来、天皇が退位した後に住んだ屋敷の名前から起こったもので、平安時代に嵯峨天皇が御所を「嵯峨院」と名付けたところから始まったとされます。

戒名の敬称になったのは、一寺院を建立した貴人の敬称に用いたのが起源とされます。

従って本来は、相当の地位や身分、功績のあった人に与えられるものなのです。  

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お仏壇について

Q1お仏壇って?

Q2お仏壇を購入する時期

Q3お仏壇を置く場所・向き

Q4お仏壇の種類

 

Q1お仏壇って?

一言でいえば家庭の中のお寺です。
仏壇は仏様やご先祖様と語り交信する場所であり、
仏壇の前に座って「今日一日ありがとうございました」と感謝の気持ちで手を合わせるとき、心のやすらぎを得ることができるのではないでしょうか。

 

 Q2お仏壇を購入する時期

特に決まりはありません。ご不幸があったときや、お彼岸やお盆に合わせる方、年回忌法要のときなどにご購入される方が多いようです。
仏教的には根拠がなく思い立った時が一番良いのではないでしょうか、思い立ったが吉日です。

 

Q3お仏壇を置く場所・向き

お仏壇を置く場所としては特に決まりはありませんが、仏間があればいいのですが最近は仏間がないお家多くなり、
その場合は家族が集まる居間などが良いでしょう、向きとしては、東南(東から南)に向くように、お日様が昇る向きが縁起が良い
(そのお家が繁栄するなど)とされています。

 

Q4お仏壇の種類

仏壇の種類は、大きく分けて金仏壇(漆塗金仏壇)と唐木仏壇(生地仏壇)の2種類あり、台つき、上置き、家具調仏壇などがあります。
唐木仏壇の材質は、黒檀、紫檀をはじめ、欅、胡蝶、桜、鉄刀木・黒柿・黄金丹などが使用されています。
金仏壇はおもに浄土宗・浄土真宗の方がおもに使い、唐木仏壇派、どの宗派の方でもお使いになれます。

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知りたいけど誰に聞けばいいのか分からないような質問についてお答えしています。

知ってるようで、実際はちょっと困ってしまう事や、知りたいけど誰に聞けばいいのか分からないような質問についてお答えしています。

 仏事関係

Q1供養とは何ですか?

Q2先祖供養とは何ですか?

Q3法要は何のために行うのですか?

Q4葬儀や法事にご進物でお線香とお金を送るのに「のし」はどのように書いたらよいですか?ご仏前とご霊前の意味がわかりません?

Q5今年、遠い親戚がなくなったのですが、来年のお正月は喪中で過ごした方が良いのでしょうか?

Q6主人の方と私の実家とで宗派が違います、嫁いだら主人の宗派にかえるべきなのでしょうか?

Q7納骨はいつするのですか?

 仏壇・仏具関係

Q1お仏壇は何のためにまつるのですか?

Q2お墓とお仏壇、どちらを先に用意したらいいですか?

Q3お仏壇や仏具を買うのに「いい日」とかは関係ありますか?

Q4お仏壇を買うと不幸なことが起こる?

Q5仏壇の開眼式に、お上人(お坊さん)にお礼金を渡すのにのし袋に何と書いたらよいですか?

Q6お布施は幾らぐらい包めばよいですか?

Q7お仏壇にはどんな種類があるのですか?

Q8新しくお仏壇を購入した時はどうしたらよいですか?

Q9お仏壇の大きさはどう決めますか?

Q10お仏壇は何処に置けばよいのですか?方角とか決まりがありますか?

Q11仏壇は分家では必要ないですか?

Q12長男ではないのでお仏壇はいらない?

 お盆関係

Q1提灯・行灯はいつから飾っていつ明かりをつけるのですか?


 

 仏事関係

Q1供養とは何ですか?

供養とは、お仏壇やお墓、寺院などで、仏さまや故人に供物や花を供え、お経やお線香をあげ、手を合わせおまいりすることです。
仏さまや故人に感謝の気持ちや、自分を含むすべての人々の幸せを祈る行為、また故人の冥福を祈り、その霊を慰めるための行為を供養といいます。

 

Q2先祖供養とは何ですか?

先祖供養とは、自分の家のルーツに感謝する行為です。
今日私たちがあるのは、ほかならぬ先祖の人々のおかげで、ご先祖の誰ひとり欠けても現在の自分は存在しません。
そんなご先祖さまに感謝する行為、これが先祖供養です。

 

Q3法要は何のために行うのですか?

法要とは、故人の冥福を祈り、その霊を慰めるために行ないます。
冥福とは、冥途の幸福のことで、故人があの世でよい報いを受けてもらうために、この世に残された者が仏さまの供養をいたします。
(また一方で法要は、生きている私たちが在りし日の故人を偲び、故人への感謝の思いを新たに、
充実した日々がおくれるよう自分自身を見つめ直す場でもあります。)

 

Q4葬儀や法事にご進物でお線香とお金を送るのに「のし」はどのように書いたらよいですか?ご仏前とご霊前の意味がわかりません?

一般に四十九日の法要までが「御霊前」・その法要の後(50日目)から「御仏前」になります。これは、仏教では死者が冥途にいくと、
七日ごと(※)に閻魔大王を筆頭にした十王によって審判が行われ、来世の行き先が決まる、とされています。
来世とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の六道のことです。
(要するに四十九日の法要日に来世の行き先が決まりこの日を境に亡くなった方が霊から仏様に変わると考えられています。)
この審判の日に遺族が供養することによって、その善行を積み重ねた追善(ついぜん)が、故人にも及ぶと考えられています。
(※)四十九日の間、初七日(しょなのか)、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)、五七日(いつなのか)(三十五日)、
六七日(むなのか)、七七日(なななのか)(四十九日)というように、亡くなった命日から数えて七日目ごとに故人を供養します。

 

Q5今年、遠い親戚がなくなったのですが、来年のお正月は喪中で過ごした方が良いのでしょうか?

一般的に亡くなられた方から「二親等」までが喪中となります。ご本人から子・孫、兄弟姉妹、両親・祖父母までを二親等といいます。
(姻族も同様の数え方になります。)

 

Q6主人の方と私の実家とで宗派が違います、嫁いだら主人の宗派にかえるべきなのでしょうか?

一般的には嫁いだら主人の宗派にかえるべきです。昔はかなり厳格にされてきましたが、今の時代は宗教の自由もありますから絶対に変える必要はありません。
現にお寺のご住職の奥様がキリスト教の信者の方が私のお店のお客さまにいらっしゃいます。

 

Q7納骨はいつするのですか?

いつ納骨するかは地方の慣習によって違いがありますが、すでにお墓をお持ちの方は、四十九日の法要と合わせて納骨を行う場合が多いようです。
お墓の手配が間に合わない場合は、百か日、一周忌などの法要に合わせてお墓を手配し納骨します。

 

 

 仏壇・仏具関係

Q1お仏壇は何のためにまつるのですか?

お仏壇は、大切だった亡き人やご先祖様を供養するためにおまつります。
また、ご本尊をおまつりして仏教の教えに触れることも、お仏壇をまつる大切な役割です。
お仏壇は、祈りの象徴であり、精神的なよりどころなり、うれしい時や悲しい時、あなたが亡き人と語らう場所となり、
あなたやあなたの家族の幸せと繁栄を祈り、素直に心を開いて自分を見つめ直す心の支えの場所となります。

 

Q2お墓とお仏壇、どちらを先に用意したらいいですか?

先祖をまつるという意味では、仏壇を先に用意します。いつもそばにご先祖様がいらっしゃると考えれば、朝に夕にご先祖様を拝むことのできる仏壇を、
まず始めに用意するのが大切です。お墓はできれば四十九日の法要までに用意してこの法要のときに納骨をいたします。
お墓の手配が間に合わない場合は、百か日、一周忌などの法要に合わせてお墓を手配し納骨します。

 

Q3お仏壇や仏具を買うのに「いい日」とかは関係ありますか?

お仏壇をお求めになるのに「良い日」とか「悪い日」とかはありません。思い立たれた時にいつ購入しても大丈夫です。
暦をご覧になって「良い日」を調べって購入する日をお決めになる方もよくいらっしゃいます。
ご不幸があった場合は、四十九日の法要までにお求めになるのがよいでしょう。また、お盆、お彼岸、年回忌、家を新築した時にお求めになる方も多いです。

 

Q4お仏壇を買うと不幸なことが起こる?

仏壇を買うと新仏が出るという迷信があるようですが、これは葬儀がらみで仏壇を買うケースが多いことからでた、全く根拠のないものです。
お仏壇は人が亡くなったから必要というものではなく、祈りの象徴であると同時に精神的なよりどころです。

 

Q5仏壇の開眼式に、お上人(お坊さん)にお礼金を渡すのにのし袋に何と書いたらよいですか?

お仏壇開きは、法事を伴わないならお祝いごとになります。
のしのついていない、紅白の蝶結びの水引きの袋を用意します。表書きは「開眼之御祝」、若しくは読経のお礼ということで、
「御布施」もしくは「お経料」でも構いません。

 

Q6お布施は幾らぐらい包めばよいですか?

金額に関しては明確なお答えがございません。お寺様にお尋ねになるのがいいでしょう。
お寺様によっては指定がある場合があります、また「お気持ちで」という場合は、相場として2万円~からが一般的です。
まご自宅でのお開眼の場合、別途(お車代)として5千円位、お昼が近い場合(お食事代)として5千円位を包まれるとよいでしょう。

 

Q7お仏壇にはどんな種類があるのですか?

形式の違いとしては、上置型仏壇、地袋付仏間用仏壇(別台上置)、台付型仏壇の3種類に分けることができます。
作り方の違いとしては、金仏壇、唐木仏壇、新型仏壇(家具調仏壇)の3種類に分けられます。

 

Q8新しくお仏壇を購入した時はどうしたらよいですか?

新しくお仏魂入れ壇を購入したら、菩提寺のご住職に来ていただき開眼供養・入仏式(魂入れ)の読経をお願いするのが習わしです。
これによって単なる物に過ぎなかった仏像や掛軸や位牌が尊い仏様になるわけです。
ご住職に来ていただくのが困難な場合は、新しいご本尊や位牌を菩提寺に持参して開眼供養・入仏式(魂入れ)をしていただき、持ち帰ってお仏壇に安置します。

 

Q9お仏壇の大きさはどう決めますか?

大きさにこだわることなく、家族の方がいつも拝むことができる場所に設置するのが重要です。
地方には、仏間として一室設けているところもかなりありますが、一般的には、あらかじめ決まったところに仏壇を置く場所を確保する事が多いようです。

 

Q10お仏壇は何処に置けばよいのですか? 方角とか決まりがありますか?

毎日おまいりしやすい場所に安置するのが良いでしょう。
もちろん仏間があれば仏間に置き、なければ床の間や押入れの上部、整理タンスの上、また居間のサイドボードなどの上に置いても構いません。
(直射日光の当たる場所や湿気の多いところ置かないでください。)
方角に関しては、色々な説が在りますが、一般的に東・東南・南に向くように置いた方が、家運が上昇し家が繁栄するとされ良い方角とされています。

 

Q11仏壇は分家では必要ないですか?

ご先祖様があってこそ、今の自分がいるのですから、本家・分家ということではなく各家庭に仏壇を祭ってご先祖供養をしてください。

 

Q12長男ではないのでお仏壇はいらない?

次男や三男の家庭では、「実家に仏壇があるから」とか「家族に死んだ人がいないから」といった理由で、
お仏壇は必要ないと考えている人が多いですが、これは間違った考え方です。
自分が長男であっても、次男であっても、ご先祖を供養することは同様に大切なことであり、まして自分の親が亡くなったような場合には、
ぜひ家庭にお仏壇を置いてください。

 

 お盆関係

Q1提灯・行灯はいつから飾っていつ明かりをつけるのですか?

新盆は7月のお盆であれば、7月1日から飾ります。8月のお盆であれば8月1日から飾ります。
新盆でないお盆の場合は、7月13日、8月13日からとなります。

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